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【2021版】パナソニックのリストラ|早期退職金や対象者は?お得

5月17日にダイヤモンドオンラインがパナソニックの大規模なリストラについて独自で報じました。

対象者は主にバブル世代で、うだつの上がらない中年社員を一掃しようとする狙いがあるようです。

パナソニック側はあくまでリストラではないと強調していますが、実質的なリストラと考えて問題ないと思われます。

パナソニックは過去にも2005年「半導体部門で1000人の早期退職を募集」2006年に「3000人規模の早期退職募集」2014年に「三洋電機早期退職500人募集」といった報道は度々されてきました。

理由は「競争力強化」「事業の専鋭化」としていますが、今回も同様の趣旨での募集になるようです。

ソニーや日立がこの数十年間で利益率を大きく改善してきた一方で、同業であるパナソニックの営業利益率は3~4%と不調が続いています。

パナソニックといえば街中で「panasonic」と看板を掲げた家電屋さんをよく見かけますが、古い商流が以前としてそのまま残り続け、イノベーションが起こしにくいといった課題もあるようです。

【2021】パナソニックのリストラ(早期退職)|対象者

  • 勤続年数10年以上の社員
  • 59歳10か月以下の社員(管理職含む)

今回の対象者は勤続年数が10年以上の社員が中心のようです。

新卒からカウントしたら35歳前後の社員から対象になるということでしょうか。

30代前半となるとまだまだこれから即戦力になっていく年頃ですよね。

早期退職プログラムの趣旨は50代以上のバブル世代を狙いうちするという目的があるようなので、実際には50代に近づくほど手厚く退職金が支払われる仕組みになっているようです。

対象者は59歳10か月以下の社員であるようですが、ネクストステージパートナーと呼ばれている再雇用社員(64歳10か月以下)も含まれるそうです。

パナソニックの平均年齢は45.6歳で勤続年数は22.8年と一般的な平均よりも勤続年数が長く平均年齢は高い会社です。

福利厚生も充実しているようで、バブル世代が多く入社していたこともあり、40代から50代の層が非常に多いのが従前からの課題でもありました。

結果的に優秀な若手社員はちらほらと転職してしまい、課長職以上は40代後半から50代の社員という構図になってしまっていたようです。

【2021】パナソニックのリストラ(早期退職)|早期退職金

  • 割増退職金(上限4000万円)

パナソニックの今回のリストラ(早期退職)はかなり手厚いといえます。最大で4000万円もの退職金がもらえるというのですから驚きです。

そして割増退職金は50代に近づけば近づくほどレートがあがるようになっています。

ダイヤモンドオンライン

上記はダイヤモンド・オンラインが公開していたパナソニックの賃金テーブルです。

2021年1月には津賀社長が大きな人員改革に踏み切り、管理職の賃金テーブルが改定されました。

上級管理職から執行役員の中で、成果を挙げられない人が降格、リストラ候補となるものでした。

年収1000万以上貰っているのにたいして働きもせずに居座っているバブル世代が会社の成長を阻んでいるというものだったんですね。

パナソニックの平均年収が770万円前後なので、50代以上の人の人件費コストがいかに高いかということでしょう。

パナソニックは30代前後で主務という役職がつき、20代から一気に年収があがるようですが、そこから課長になるのは40代前後。

部長以上になれるのは一握りの人しかいませんが、どれだけ価値を発揮できているのか見えにくいという課題もあるようです。

対象年齢 支給月数
54歳~55歳 47カ月
52歳~53歳 48カ月
51歳 49カ月
50歳 50カ月

 

今回の早期退職についても、上記の50代管理職をターゲットにしていることは明白なようです。50歳に近づけば近づくほど支給レートが大きくなっていることがわかります。

 

【2021】パナソニックのリストラ(早期退職)|開始時期

募集期限

2021年9月30日まで

募集期限は9月30日までということであまり時間はありません。パナソニックは大きな構造改革を行い、組織形態を移行させようとしています。

 

楠見新社長が就任するのが、2021年10月1日からということで、新社長になる前に、過去の人財を清算しておきたいということなのでしょう。

 

2022年からは構造化改革の一環として組織体制が大きく変わることになるため、いつも以上に手厚い対応となっているのだろうか。

 

【2021】パナソニックのリストラ(早期退職)|まとめ

以上、パナソニックの早期退職募集についてまとめました。

 

パナソニックに在籍する50代社員からしてみれば決して悲観することではありません。

 

本来貰える退職金に加えて加算があれば、今やめても60でやめてもさほど大きな影響はないのではないでしょうか。

 

老後を悠々自適に暮らすために退職金をもらって他の会社に転職してもいいですし、個人でちょっとした仕事をやるのだってありです。

 

もちろん完全リタイアしてゆっくり過ごすのもいいでしょう。

 

大変なのはこれからのパナソニックを担っていく若い世代であることは間違いありません。

 

人材のだぶつきが解消されたからといってすぐにパナソニックの利益率が改善するとは思えず、これからが正念場であるともいえます。